誕生石の意味、一覧

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「身につけることで幸運を呼び寄せる」と言われてる誕生石。みなさんは自分の誕生石をご存じですか?またそれぞれの誕生石には意味もあります。ここではそんな誕生石の意味、由来などを紹介します。

誕生石とは?

誕生石は、旧約聖書に出てくるイスラエルの司祭の胸飾り(12種類の宝石を縫い付けた胸飾り)が起源という説があります。現在のように石と月が結びつけられたのが18世紀頃で、ユダヤ人宝石商の手によって世間に広まったと言われています。

その後1912年8月、アメリカの「米国宝石組合大会」において、現在のように統一されました。日本では、1958年に全国宝石商組合が日本古来のサンゴを3月に、東洋の至宝であるヒスイを5月に加え「日本の誕生石」を定めています。

誕生石一覧

1月の誕生石 ガーネット

「貞操、真実、友愛、忠実」

深紅の宝石として有名なガーネット。日本では「ザクロ石」とも呼ばれるように、果物のザクロのような色をしています。

実りの象徴と考えられ、心を豊かにしたり、努力を結実させたり、また大切な人との絆を深めたりすると言われています。

ガーネットは古くから人々の間で、危険から身を守るお守りとして親しまれてきました。古代エジプトの遺跡からは護身用や装飾品として見つかっています。また中世ヨーロッパでは、戦場から無事に家族の元へ帰るためのお守りとして戦士たちが盛んに身につけていました。

2月の誕生石 アメジスト

「誠実、心の平和」

愛の守護石とも呼ばれるアメジスト。日本語で「紫水晶」と言い、紫色を帯びた水晶の一種です。

愛や慈しみをはぐくむ石と考えられ、愛情を招き寄せたり、恋愛成就に力を発揮すると言われます。

アメジストの紫色にはリラックス効果があるとされ、平穏な心へと導くとも言われています。

3月の誕生石 アクアマリン

「沈着、勇敢、聡明」

海水のように澄んだブルーが特徴のアクアマリン。アクアマリンとはラテン語で「海の水」という意味です。アクアマリンは非常に退色しにくいことでも有名です。

その名の通り海の象徴であり、古代ローマの船乗りたちが安全な航海のお守りとして身に着けていたことから転じて人生の安全、すなわち幸福や健康、安定の意味を持つとされます。

4月の誕生石 ダイヤモンド

「清浄無垢」

上品で眩い煌めきが魅力的なダイヤモンド。原石の希少性から「宝石の王様」とも呼ばれています。

地球上で最も硬い物質であることから、精神的・肉体的な強さのシンボルと考えられています。邪悪なものから身を守る力があるとされるほか、近代以降は硬い=壊れることのない固い絆から、永遠の愛の象徴とされます。

5月の誕生石 エメラルド

「幸運、幸福」

鮮やかな緑が特徴的なエメラルド。過酷な土地で生まれる宝石です。

エメラルドは、平和や変わらぬ愛の象徴とされます。身体、とりわけ瞳を美しくする効果や、知性や記憶力を高め愛情を豊かにするとも言われます。

内面から癒しを与え、自分を慈しむ手助けをしてくれると信じられています。緑色のものにはヒーリング作用があるので、疲れた気持ちを元気にしてくれる効果も期待できます。

6月の誕生石 真珠

「健康、長寿、富」

無垢な白色に宿る虹色の輝きが人々を魅了してきた真珠。

真珠は、純潔・健康・長寿・富の象徴と考えられています。持ち主を守ってくれると言われ、若さや健康を維持、安産のお守りでもあります。

「人魚の涙」や「月のしずく」という異名を持つことから、弔事の際にも着けられる宝石です。

7月の誕生石 ルビー

「熱情、仁愛、威厳」

鮮やかな赤色が特徴のルビー。ダイヤモンド、エメラルド、サファイアと並んで、世界4大宝石のひとつです。

情熱・愛情の象徴と考えられています。スキルや活力が向上し恋愛や仕事運を高める効果があるとされ、持つ人を力強く成功へと導いてくれると言われます。

8月の誕生石 ペリドット

「夫婦の幸運、和合」

発色の良い黄緑色が特徴のペリドット。ペリドットが作られるのは、地球の中心近くにある「マントル」と呼ばれる部分。地殻により押し上げられたペリドットは、火山の力で地上へと放出されます。

癒しの石であり、内なる美を高める・マイナスのエネルギーを取り除き夢を実現させてくれるといわれています。平和・希望・幸福の象徴とも考えられていて、心が明るくなり、あらゆる人間関係の改善に効果があるとされます。

9月の誕生石 サファイヤ

「慈愛、誠実、徳望」

深く鮮やかな青色が特徴的なサファイア。ラテン語で「青」を意味する「sapphirus(サッピルス)」がその名の由来です。

サファイアはダイヤモンドの次に硬い宝石としても有名です。

知恵・理性・高潔さの象徴と考えられています。自信がつき物事を成功へと導き、また真実の愛を貫く力を持ち夫婦や恋人同士の関係を維持する効果があるとされます。

10月の誕生石 オパール

「安楽、忍耐、歓喜」

見る角度によって色彩が変化するオパール。

新たな出会いをもたらす石であり、変化の象徴とも考えられています。「貴重な石」という意味があり、二つとして同じ色合いの宝石はありません。負の感情を浄化し、内面の美しさや才能を引き出すと信じられています。恋愛の成就に効果を発揮し、幸せな結婚へと導くと言われます。

11月の誕生石 トパーズ

「友情、希望、潔白」

トパーズは無色透明、ピンク、ブラウン、グリーンなど、色の種類が豊富です。

友情・希望・繁栄・知性の象徴とされます。自分の限界を感じるような困難に突き当たっても、チャンスを引き寄せ、未来への希望をもたらすと考えられています。

12月の誕生石 ターコイズ

「成功・繁栄・健康」

日本では「トルコ石」とも呼ばれるターコイズ。

邪悪なものを遠ざける効果があると言われる石です。空や海の大自然のエネルギーを湛えたような色を持つことから、持つ人に勇気を与え、幸福へと導くとされます。

トルコ石と呼ばれますが、主な産出国はイランやアメリカなどでトルコからは採掘されません。昔、トルコ商人がシルクロードを通ってユーラシア大陸全土に広めたことから、こう呼ばれるようになったと言われています。

誕生石一覧

誕生石
1月ガーネット
2月アメジスト ★クリソベリル・キャッツ・アイ
3月アクアマリン サンゴ ★ブラッドストーン ★アイオライト
4月ダイヤモンド ★モルガナイト
5月エメラルド ヒスイ
6月真珠 ムーンストーン ★アレキサンドライト
7月ルビー ★スフェーン
8月ペリドット サードオニックス ★スピネル
9月サファイア ★クンツァイト
10月オパール トルマリン
11月トパーズ シトリン
12月ターコイズ ラピスラズリ ★タンザナイト ★ジルコン

★2021年12月20日追加

誕生石が複数ある場合はどうするの?

上記の一覧で、複数の誕生石が割り当てられている月もあります。いったいどれを選べばいいのかまようと思います。

結論は、月が合っていればどれでも大丈夫。

1912年8月、アメリカの「米国宝石組合大会」において、現在のように統一されました。日本では、1958年に全国宝石商組合が日本古来のサンゴを3月に、東洋の至宝であるヒスイを5月に加え「日本の誕生石」を定めています。

そもそも宝石組合が決めて各国で追加をしているので、どれが正しく、どれが正しくないということはありません。

誕生石の追加

2021年12月20日、全国宝石卸商協同組合は63年ぶりに新しい宝石10石を追加しました。

誕生石
2月クリソベリル・キャッツ・アイ
3月ブラッドストーン アイオライト
4月モルガナイト
6月アレキサンドライト
7月スフェーン
8月スピネル
9月クンツァイト
12月タンザナイト ジルコン

同組合の追加の理由

  • 「国内においてさまざまな誕⽣⽯リストが混在しており、消費者が混乱するため、業界として誕⽣⽯を統⼀することを第⼀に考えました」
  • また、新型コロナウイルス感染拡大により、業界も大きな痛手を被っているとし、「誕⽣⽯改訂により、消費者の選択の幅が広がり、宝⽯への関⼼を⾼めていただきたいという願いも込めています」

旧約聖書からの由来はどこにいったのでしょうか?

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