土づくりができたら次は畝を立てます。なぜ畝を作るのか?畝を作る目的は?作らなくてもいいの?畝の作り方は?
畝(うね)を作る目的
一番の目的は水はけをよくすることです。
水はけをよくする。
雨の多い梅雨時期は毎日のように雨が降ります。野菜は水はけのよい土壌を好むので、平らな場所より一定の高さと幅を持たせた畝を作ることによって、根が長時間水に浸かって腐ってしまう危険性を減らすことができます。
作業効率を上げる。
野菜を育てる場所と通路の区別をはっきりさせることで、野菜の育成管理がしやすくなります。また野菜を育てる場所として畝の部分だけを耕すことができるため、耕す労力も最小限に抑えられます。
根菜類が育ちやすい。
畝はどの野菜を育てるにも適していますが、耕した柔らかな土の部分が厚くなるので、根を長く伸ばす野菜なども栽培できます。
畝は必要?
上記の条件が満たされている場合は、必ずしも必要ではありません。排水性のある土壌に畝を立てることで、水やりの回数を多くしなければいけなくなるのは本末転倒です。自分の畑の土壌にあった工夫が必要です。
畝の向き
平地の場合は南北畝が基本です。どの畝にもまんべんなく日が当たります。東西畝でも大丈夫ですが、南側に背の高い野菜を植えると北側が陰になってしまうため注意が必要です。
畝幅と高さは?
育てる野菜によって変わります。1列で育てる場合は60cm程度、2列で育てる場合は120cm程度必要です。畝幅70~80cm、高さ10~15cm、畝と畝の間30~40cmが一般的で、多くの野菜を育てることができます。高畝はトマト、ニンジン、葉菜類など耐湿性の弱い野菜向きで地面より20~30cm高く盛り上げたものです。
畝の作り方
- 育てる野菜を決め、土づくりをしたら、畝を作る位置を決める。
- 四方に杭などを立て、紐を張る。
- 畝の高さを決めて、紐に沿って外側の土をクワで内側に入れる。
- 反対側も外側の土をクワで内側に入れる。
- 畝の上部を平らにならす。木の板を使うときれいにならせる。
- なるべく畝は平らにしておいた方がマルチも張りやすいです。
メリットを理解し必要なら畝を立ててみましょう!
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