どこにでも生えてくる雑草。しかしそんな雑草にも花言葉があるのを、みなさんは知っていますか?なるほどと納得するものや、そうなんだと思うもの、なぜ?となるものまでいろいろあります。ここではそんな春の雑草の花言葉を紹介します。
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春の雑草の花言葉
オオイヌノフグリ
オオイヌノフグリの花言葉 「忠実」「信頼」「清らか」
オオイヌノフグリの花言葉は、学名となる「Veronica persica」が聖書に登場する聖女ヴェロニカと同じ綴りであることからきています。
イエス・キリストが十字架を背負って処刑場に向かうときに、彼の汗を拭いてあげた女性が聖女ヴェロニカでした。西洋では「聖女ヴェロニカの草」と言われています。
カタバミ
カタバミの花言葉 「輝く心」「喜び」「母の優しさ」
カタバミの葉や茎に含まれる成分には、鉄や真鍮をピカピカにする性質があり、昔はカタバミで武具や鏡、仏具などを磨いていたそうです。このことから「輝く心」という花言葉がつけられました。
また、スペインやフランスではカタバミを「ハレルヤ(キリスト教で「主をほめたたえよ」の意味)」と呼ぶことから、「喜び」という花言葉をもつようになりました。
スギナ(ツクシ)
スギナの地上部(栄養茎)
ツクシ(胞子茎)
スギナ(ツクシ)の花言葉 「努力」「向上心」「意外」「驚き」
スギナ(ツクシ)は生長が早く1日1cm以上伸びることもあり、その様子から「努力」「向上心」という花言葉がつけられました。
またスギナとツクシの外観があまりに違い別の植物に思えるのに、実は根っこがつながっている同じものだという事実が「意外」「驚き」だから。
スズメノカタビラ
スズメノカタビラの花言葉 「私を踏まないで」
スズメノカタビラは「私を踏まないで」という花言葉が付いていますが、実は踏みつけに強く、たくさん踏まれるほど丈夫によく育つ雑草です。丈夫によく育てたくないからつけた花言葉なのでしょうか?
タンポポ
タンポポの花言葉 「愛の信託」「誠実」「幸せ」「別離」
タンポポの花言葉は、古くからヨーロッパにおいてタンポポの綿毛で恋占いをしていたことに由来します。一息で綿毛を吹き切れれば恋心が叶うと恋占いから、「幸せ」の花言葉が生まれたと言われています。
「別離」の花言葉は、綿毛が風に乗って飛んでいく姿にちなみます。
ホトケノザ
ホトケノザの花言葉 「調和」「輝く心」
花の名に由来する蓮華座に座る仏様を連想してつけられたようです。
ヤハズエンドウ(カラスノエンドウ)
ヤハズエンドウ(カラスノエンドウ)の花言葉 「小さな恋人たち」「喜びの訪れ」「未来の幸せ」
紅紫色の小さな花が2輪、仲よく並んで咲く姿から「小さな恋人たち」の花言葉はつけられています。
春に暖かくなると急速に茎を伸ばして、日当たりのよい所を一面独り占めして次々と花を咲かせる姿から「喜びの訪れ」の花言葉はつけられています。
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