ギリシャ文字読み方一覧

新型コロナウイルスで使われる「デルタ株」や「オミクロン株」。「どこかで聞いたことがある言葉だな？」と感じた人も多いのではないでしょうか。実は24文字のギリシャ文字を順番に付けていっています。ここではそんなギリシャ文字の読み方、一覧を紹介します。

なぜギリシャ文字？

最初に変異株が見つかった国や地域を使って「英国型」「インド型」などと呼ばれていました。しかし、最初に見つかったからといって、その国で変異株が生まれたかどうかはわかりません。

国や地域の名前を使うことにより、その国が発祥地のようにとらえられて差別や偏見に繋がり、変異株を見つけた国などが発表をしなくなる可能性もある。

そこで世界保健機関WHOは「汚名を着せることや差別につながることを避け、コミュニケーションしやすくするため」ギリシャ文字を使った呼び名をつけました。

WHOは、ほかの名前のリストが検討されるとしている。

ギリシャ文字は、ギリシャ語を書き表すのに用いられる表音文字。前9世紀ころ、古代ギリシャ人がセム系の文字であるフェニキア文字を元に作った文字です。ローマ字、ロシア文字の元となりました。

アルファベットという名称は、この文字体系の最初の2字のアルファおよびベータが、その語源です。