家庭菜園 ラディッシュの栽培方法、育て方

家庭菜園

別名「二十日大根」とも呼ばれるラディッシュは発芽率も良く、種をまいてから1ヶ月前後で収穫することができます。ラディッシュの栄養は大根とほぼ同じですが、同じ量で比べると、葉酸やビタミンCはラディッシュの方が多く含まれます。またラディッシュの葉は緑黄色野菜なので、カロテンやビタミン、ミネラルが豊富です。そんなラディッシュの栽培方法、育て方のコツを紹介します。

時期を問わず育てられるのも魅力ですが、3月に種をまく「春まき」、10月に種をまく「秋まき」が病害虫の心配も少なく、程よい温度も確保できておすすめです。

土づくり

ラディッシュの好適土壌pHは5.5~6.5です。

  • 種まき2週間以上前に苦土石灰で好適土壌に調整する。土壌酸度計で測定し、pHの数値を1上げるには苦土石灰1㎡あたり200g程度を目安に投入します。
  • 種まき1週間前に牛糞堆肥1㎡あたり2kg程度、普通化成肥料8-8-8を1㎡あたり50g程度を土に混ぜ込んで畝を立てます。

畝幅 60cm程度 3列の場合

条間(列の間) 20cm程度

種まき

  • 20cm間隔でまき溝をつける(幅2~3cm、深さ1cmほどの溝)。
  • 種を1cm間隔で条まき(すじまき)。条まきとは種まきの方法の一つで、土に直線の溝を付けその溝に沿って種を蒔くこと。
  • 軽く覆土して手で押さえる。
  • 種が流れてしまわないように気を付けてたっぷりと水やりをする。

水やり

種まきから5日~7日ほどで発芽します。発芽するまでは土が乾燥しないように気をつけて水やりをしましょう。発芽後も土が乾燥したらたっぷり水をあげます。

間引き

  • 1回目 本葉がでたとき
  • 2回目 本葉2~3枚のとき

最終的に株間5cmにします。

追肥・中耕・土寄せ

  • 2回目の間引きの後 追肥・中耕・土寄せ

条間に肥料を施し(普通化成肥料を1㎡あたり30g程度)、除草をかねて土を中耕(表面を軽く耕す)、株元に土寄せをし株を安定させます。土の中に空気が送り込まれ、排水性もよくなり、生育が促されます。

収穫

種まきから1か月程度で、地面にラディッシュの赤い肩が出て、地表にせり上がってくる根元の直径が2~3cmになったら収穫適期です。葉のつけ根を持って上に引き上げて、収穫しましょう。大きく育ちすぎると中にスが入ったり、根が割れるので早めに収穫するようにしましょう。

病害虫

  • ダイコンハムシ
  • ヨトウムシ

害虫はダイコンハムシやヨトウムシなどが発生します。アブラナ科の植物を植え付けるとどこからともなく現れ、あっという間に葉っぱを食い尽くします。防虫ネットをかけるのも効果的です。

地中海沿岸が原産地の西洋野菜、ラディッシュを育ててみましょう!

上記栽培カレンダー、肥料の数値、株間等は目安としてください。地域や品種、ご自身の畑の土の状態により変化します。 種袋の裏表示 、説明書をご確認ください。

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