固い土を手で耕すのは重労働です。今では家庭用の電動耕運機など手軽な物も多くありますが、昔はみんな手作業でした。ではなぜ畑を耕すのか。
野菜がよく育ついい土とは
・保水性
・排水性
・通気性
この3点がそろった土が理想的な土です。
この理想的な土にするために畑を耕すのです。
土を耕すことで土の中に空気が入ります。
空気が入ることで隙間ができ水はけが良くなる。(排水性、通気性)
「ちょっとまて! 排水がよくて、保水できる?」と思った人は鋭いです。
その答えは土の団粒構造(だんりゅうこうぞう)にあります。
土を耕し空気が入ることで土壌微生物が活動しやすくなります。 団粒構造というのは土の中にいる微生物の働きによってつくられる団子状の土の集まり(小さな団粒)で、微生物の排泄物や粘液などにより土の粒子がくっついて作られるのもです。土の塊を拡大すると、中には小さな団粒がたくさんあります。この団粒の中では水分が保たれますが、団粒と団粒の間には適度な隙間があり、この隙間が排水と通気を良くしています。植物の成長に十分な水分を保持して、根腐りするほどベタベタしない土になります。
土を耕し、保水性・排水性・通気性の3点がそろった理想の土を目指しましょう!
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