1月から12月までの英語表記と由来

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1月から12月までの英語の単語、みなさんも必死で覚えたのではないでしょうか?実は英語の月の名前は古代ローマの言葉や神様、皇帝の名前に由来しています。ただ単語を覚えるよりも、記憶に残ると思うので、ここでは1月から12月までの英語表記、由来について紹介します。

元々は一年が10ヶ月?

現在の暦の起源は古代ローマ時代です。当時使われていたロムルス暦では、1年間の暦は10ヶ月しかありませんでした。現在の3月が1月と考えられていたのですが、のちに一年は12か月となり、1月と2月が追加された為、英語月の名称は実際の月と2ヶ月のずれが生じているのです。

1月 January

Januaryは、ローマ神話の出入り口と扉の神であるJanus(ヤヌス)が由来です。

「事の始まりと終わり」を司る神で、ギリシャではゼウスとなりました。

2月 February

Februaryは、ローマ神話の月と贖罪の神Februus(フェブルウス)が由来です。

戦争の死者の弔いをするため、慰霊祭Februa(フェブルウスはこのお祭りの主神)を毎年2月に行っていました。フェブルウスはギリシャ神話だと冥界を司る神プルートにあたるそうです。

3月 March

Marchは、ローマ神話の軍神Mars(マルス)が由来です。

昔は3月が今で言う新年であり、1年の始まりの月でした。各地で戦争も起きやすく、戦争を象徴する月であることから来ています。

4月 April

Aprilは、ギリシャ神話の愛と美の女神Aphrodite(アフロディテ)が由来です。

アフロディテは、英語読みではVenus(ヴィーナス)です。

4月は気候も暖かくなり草木が芽吹き花々が開く季節であるため、ラテン語の「開く」を意味する aperireから来ているという説もあります。

5月 May

Mayは、ギリシャ神話の春と豊穣の女神Maia(マイア)が由来です。

マイアは、全能の神ゼウスと結婚した女神で豊穣の象徴とされています。古代ローマでは、5月1日に豊穣の女神マイアを祭り供物が捧げられた。これが現在のヨーロッパにおける五月祭(メーデー)の由来になっています。

6月 June

Juneは、結婚生活を守護する最高位の女神Juno(ユノ)が由来です。

ユノはギリシャ神話でヘラのこと。ギリシャ神話で最も力を持つ全能の神ゼウスの正妻です。

ユノが結婚生活を守護する最高位の女神であることから、「6月の花嫁」「6月の結婚」が、June bride(ジューン・ブライド)と呼ばれるようになりました。6月に結婚式を挙げると一生涯にわたって幸せな結婚生活を送ることができると言われています。

7月 July

Julyは、古代ローマの暦(ユリウス暦)を制定したJulius Caesar(ユリウス・カエサル英語読みでジュリアス・シーザー)が、誕生月に自分の名をつけたことが由来です。

元々の7月と8月の名前は、ラテン語での「Quintilis(5番目の月)」と「Sextilis(6番目の月)」だったそうですが、2人の誕生日月に変更したそうです。

8月 August

Augustは、初代ローマ皇帝であるAugustus(アウグストゥス)の誕生月が由来です。

アウグストゥスは、現在の閏(うるう)年を制定した人物でもあります。それまで29日あった2月を28日にして、30日だった8月を31日としました。

元々の7月と8月の名前は、ラテン語での「Quintilis(5番目の月)」と「Sextilis(6番目の月)」だったそうですが、2人の誕生日月に変更したそうです。

9月 September

Septemberは、ラテン語で7を意味するseptemが由来です。

「7番目の月」という意味です。

10月 October

Octoberは、ラテン語で8を意味するoctoが由来です。

「8番目の月」という意味です。

11月 November

Novemberは、ラテン語で9を意味するnovemが由来です。

「9番目の月」という意味です。

12月 December

Decemberは、ラテン語で10を意味するdecemが由来です。

「10番目の月」という意味です。

まとめ

英語の月の名前の由来は古代ローマやギリシャ神話の神々、皇帝の名前などが由来になっていました。9月からは急に「〇番目の月」になって手抜き感がありますが。みなさんはどう感じましたか?

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